Agilent 53131A


アジレントの53131A(10MHz・12桁表示・Gate10S)


ワードクロックの周波数測定などの記事では、アジレントの53131(2)AかスタンフォードリサーチのSR620(625)を使っていることが多いようです。

どちらの機種も中古でもそこそこよいお値段が付いているものですが、SR620(625)は年数が経つと動作がおかしくなったり故障したりということが多い(某中古ショップのご担当の弁)らしいので、手を出すのはやめにしておきました。秋葉では20万を切るくらいのお値段で出ていましたが...

もちろん潤沢な資金があれば53132Aに行きたいところですが、とりあえず53131Aでもゲートを10秒にすれば12桁測定(10MHzで100μHz)できるので悪くはないと思います。53132Aの場合、動作をチェックしてから販売している中古ショップではスタンフォードリサーチと同じくらいの値段になると思います。

今回はそこそこのお値段でMALAY製の後期型をゲットできました。たぶんオークションで売っても同じ値段くらいでは売れるでしょう(販売元のご担当の弁)。ちなみに日本語マニュアル付です。

10秒以上ゲート時間が長くなると実用性が極端に悪くなるので、もし131Aが1秒で10桁しか分解能がないなら132Aを買っていたかもしれません。HP時代の古い131Aを試したときには1秒ゲートでは10桁しか分解能がなかったように思いますが(恐らくそのようでした)仕様変更があったのでしょうか。

で、適当に10MHz付近の信号を入れて測定してみましたが、ゲート時間10秒で問題なく12桁を表示できています。
レシプロカル方式のカウンターってすごい分解能ですよね。近いうちに基準10MHzにルビジウムなども用意してみたいと思います。

パワーアンプを作らなきゃ...であるはずなのに自作クロックも面白そうだということで。
とりあえずカウンターがないと始まらないようなので1台確保です。