激安の10GbEカードで1.2GB/secの速度が出せるのか

最近はヤフオクやアマゾンで激安の540X-T2などが出回っていて、それらがまともに使えるなら10GbEを安価に構築できるかもしれません。正規品を買ったら5万円くらいはするでしょうからやってられないですが。

とりあえずアマゾンで1枚頼んでみましたが付属のインストールディスクは若干古いバージョンで中国語のファイルが書き込まれていましたのでおそらくは中国か台湾あたりの流通品でしょう。であるならばヤフオクではもっと安く売っているはずだと思い探してみると1万2千円くらいのものがありました。アマゾン以上に安いので落札してみました。しかも動作しなかったら交換してくれるということなので。

合計3枚送ってもらったのですが2枚は540X-T2で1枚はT1です。開封してみるとアマゾンの流通品とまったく同じです。製造時期まで近いものでなんだか怪しい感じがしてきます。もちろん怪しいのはアマゾンとヤフオクの両方ともですけれど。

クライアントにはT1でも十分なのでサーバーにはT2を刺しクライアントにはT1を刺してみましたがT1はまともに動作せずT2は2枚とも良品っぽい感じでした。もちろんT1は差額をお支払いしてT2に交換してもらうことができました。

T2についてはどれくらいの転送レートが出るか試してみることにしましたが、実のところ、1.2GBちゃんと出ることがわかりました。今回に限ってはインチキな模造品ではない?可能性が高いということのようです。チップ部品はかなり小さいものが使われており実装密度も高いので外観的に区別のできない模造品を作るのは困難だと思われます。なのでロットアウト品かOEMと称した横流し品である可能性が高いと思われます。ただし1枚だけ買ったT1が不良ということは低くはない確率で不良に当たる可能性があると考えておいた方がよいのかもしれません。NC/NRだと損をすることにもなりかねない危険がありそうです。

コントローラーのキャッシュの状態によって速度が変動するのでなんともいえませんが...ディスクの台数を減らし論理ドライブを1つにすると最大1.2Gbytes/secになります。

結論としては「速度に関しては10GbEの規格値≒1.2GB/secは出せる」でした。