2台目の激安アナライザ

位相雑音の簡易測定が思いのほかうまくいくと、さあバックアップのマシンでも買っておくか!!と2台目確保に走るのがオーディオをやっている人たちの思考回路?かもしれません。良いものはなくなる前に買っておけということで。

で保証がないかわりに激安っていうマシンをとりあえず頼んでみましたが、ぶっ壊れてはいないけれど残念ながら1台目のように限りなく綺麗に測定できるというシロモノではなかったです。

某アキバのまともな中古屋さんの展示品を見る限りでは(位相ノイズのフロアが書いてあるが-120dbc以下のもなどそうそうない)保証なしの激安もかなり健闘しておりますし、あるいは10万や20万する中古と同等であると云うこともできるでしょうけれど、1台目よりさらに10から20dbcも悪く出るということになると実用性が乏しくなってきます。

1台目はきちんと校正した跡もみられましたし比較的新しいのでまともに動く可能性は高いと云えます(京セラの工場にあったマシンだという話)実際にかなりまともに動作していると思います。

保証なし激安を買ってみわかったことですが、当該シグナルアナライザに関してはきちんとメインテナンスされていないものはダメっぽいし、1台目のようなまともな個体に出会うためにはおそらく40万から50万用意しなければならないということです。
ということで、これ以上保証なしを購入することは無駄に等しいので、残念ですがやめるべきですね。

測定器は継続的に購入しており実はDL9240も2台に増えているわけでございます。さすがにこれは激安品ではなく校正証明付きの商品です。今欲しいと思っているのは実はカウンターです。53132Aはマルチディスプレイではないし10μHz分解能の12桁測定に2秒かかることがやや不満です。N=100で統計値を計算させると3分以上かかります...これが結構長いんですよね。
なのでT社の新製品を発注してみました。分解能にかかわらず12桁/Sではないかと思います。数値だけなら14桁測定可能だそうです(多分Gate100秒とかじゃないですかね)。さすがに発売になったばかりの製品なのでアジレントの何倍かの性能がないと意味がないですよねえ...納期は6週間ですから使えるのはまだまだ先ですが。
マルチティスプレイだしアラン分散も計算してくれるのでHP5372AやスタンフォードのSR620の代わりも十分できそうです。アラン分散はルビジウムの場合はroot何nHzとかの異様に小さい値になるのであんまり意味はないですけれど。