GPS CON / THUNDERBOLT MON の同時稼働


画面コピーがあんまりきれいでないのはペイントに落としているからです。


2台のGPSを同時にモニターするにはGPS CONを使ったら仕様上2台PCが必要(だと思う)。GPS CONの仕様なので仕方ないですよね。
ですがTHUNDERBOLTを別のCOMで動かすのは問題ないはずで、Z3801A系とTHUNDERBOLT系のGPSは1台のPCで同時にモニターできることになります。
都合のいいことにGPS CONはFTPでWEB SERVERにPUTしてくれる機能があるので別のPCでもみることができます。なのでTHUNDERだけPCに表示してやればいいわけです。

サンダーくんは今回おためして採用してみたのですが、2台のPCを常時電源ONはイヤだからなのです。もちろん精度がよければそれはそれで云うことなしなんですが...当然でずけれどZ3801AのDUAL OVENにまさる安定度を期待するのは無理でしょう。ですので同時に2台動かしてZ3801Aが嘘でないことを教えてくれれば別にいいわけです。

ということでサブで動かすのはサンダーくんに決定ということで。

ちなみにこのサンダーくんはおおげさな金属ケース入りのやつで、なんでも壊れたZ3801Aをリプレイスするときはサンダーくんを使ったという噂です。DC-DCを内蔵しており48V単電源でいけるので楽です。確かにその意味ではZ3801A互換ではあります。

使った印象ですが(まだ10時間くらいしかONしてない)ゆらゆらふらふらジッタが多いですが、瞬間的には正しい周波数を出力していることもあるのかなみたいな...そういうしろものらしいです。密閉の金属ケースにはいっているので、その点はプラスに働いているでしょうから、よく売っている組み込み用サンダーくんよりはよさげであると思います。もちろんOCXOも組み込み用とは別物だと思われます。

しかしこのサンダーくんはあんまり安くはないので何台も買う気はしないですねえ...Z3801Aよりはちょっと新しいけどそんなに新しくもないし。でもまあ出来の悪いZ3816Aよりは総合的には有利な点が多そうな気もします。しかしながらあくまでもサブです。

こんなにジッタの多い10MHzをリファレンスに使いたくないかも...素人オーディオ的にはそのように思います。

ちなみに周波数表示は 0.01ppb(1mHz) (0.1mHz)が最小単位のようです。ジッタレベルからして 0.01ppb の確度が保証範囲ということかと理解してよろしいのでは。それであれば納得というところです。サンダー君は正直です!
ちなみにルビジウム等の周波数を調整する場合、アテになるかどうかは別として、53132Aを0.01mHz分解能(0.001ppb)に設定して行いますので0.01ppbは下2桁目になります。なので同じようにすればサンダー君の挙動についても何とか把握できるということです。<<追記>>
レシプロカルカウンターの分解能と精度についてはアジレントの53132Aのカタログなどにも詳しくかかれていたと思いますので疑問に思われる方はそちらをご覧いただければと思います。それらの記述がおそらく正解でしょう。なお、ここで云う性能の比較等に関しては相対的なものであって、その多くは単なるインプレッション(半ば感覚的)に過ぎません。なお、GPSリファレンスのジッターに関しては、たとえば、安定して動作しているジッターの少ないルビジウムをリファレンスを変えて測定してみればそこそこ簡単に比較できてしまうことを申し添えます。あるいはルビジウムの代わりに最も安定しているGPSを使ってもよいです。