PRS-10 Stranford Research

久々の更新ですが、9万ヒットを超えましたので新しい情報をご提供申し上げたいと思います。
ちなみに今回のネタはカウンターのSR-620で有名なスタンフォードリサーチ(STANFORD RESEARCH SYSTEMS, INC.)のルビジウムユニット PRS-10 です。
ごたぶんに漏れず今回も中古品を偉そうにみたいな感じがするかもしれませんが、これは輸入したばかりの新品だそうです(ということで今回は借り物です)。お値段的にはそーんなめちゃめちゃ高いものでもないという気はしますが、ネジ止めされている基板だけでも(別売)$150だそうですから、まあまあいいお値段であることに違いはないでしょう。

しかし何故このルビジウムに注目すべきなのかと云いますと、国内で売っている100万を超すジェネレーターに使っているルビジウムがコレだという噂だからですねえ。なので、いったいどんな代物なのかをチェックしたいと思った訳です。

ちょっとだけテストしてみたところで、意外な側面に気づいてはいまいすが、これをあからさまに公開していいものなのかどうか、迷いますねえ。公開されたデーターによると、オフセットの小さい周波数での位相雑音レベルはとても優秀だということですが、それ以外のパラメーターがどうかということなんですが...次回10万ヒットでもしたらデーターを公開することにしましょうか。

音的には良いのは違いない(とくに低音域)のだと思いますが、果たして100万円以上払ってもゲットしたいものなのかどうか?というところですね。

ところで最近登場したものにはFEなどもありますが、PRS-10は筐体もしっかりしていて信頼できそうな感じがしますけれど、FEなどは薄っぺらい鉄板のケースでちょっとなあぁって感じはしますよねえ。でも、でもすよ、PRSよりFEの方が断然高いんです。どちらかと云えばPRSは民生用、FEは航空機とか軍需向けの製品という位置づけだそうです。FEを新品で買った人はほとんどいないでしょうね。防衛省や研究機関が某代理店経由で購入したという話は聞きましたが...とても意外ですけれど事実です。

某オーディオショップディーラーから聞いたお話ですが、ESのルビは3年くらいで熱ダレを起こすので良くないと...ANのエンジニアが云ってたそうです。ANのルビも100万円くらいすると思いますが中身はいったい何がはいっているのやら...

ユーザーが賢くなってくると100万円を超す高級機の売り上げは落ちるでしょうし、そのうち受注生産になるかもしれないですね。
みてくれは高級機でしょうけれど中身に関してはそこまで高級でもないことがわかってきましたし。