ルビジウムにトランス式電源


トランスからの漏洩磁束?により発生した位相雑音

最近スペアナを入れましたので、ルビジウムの位相雑音などを測定できるか?などど思っていたのですが、まあこの程度の機種ではスペアナ自体の位相雑音が多くてルビジウムの位相雑音を正しく評価するのは無理なんですね。50万くらい出せば位相雑音測定ソフトのキーがもらえるらしいですけれどそこまではちょっと...ですよね。

ただしこのようにある程度盛大に乗ってくださる側帯波についはきちんと感知できるわけでございます。そのいい例が今回測定した位相雑音です。BW1HzくらいでスキャンしないとSPAN200Hzは意味がなくなってしまいますが、この機種ではそれくらいまでなら何とか出来ます(トータル通電時間1000時間を切る新古品っぽいやつですが、でも1世代古いかなと思う次第)。

こちらで所有しているメーカー製のトランス式実験用電源で(もちろん安定化電源ですよ)ルビジウムを動作させたとき、オフセット50Hzのところに見事に位相雑音が発生しているのがわかります。
原因は恐らくトランスの漏洩磁束なんでしょう。電源のスイッチを切りスイッチング電源で動作させるとまったく綺麗になくなってくれます。いきなり消失ですね。

ということで、ルビジウムとトランス式電源を同じケースに同居させると、位相雑音を減らすために高級なアナログ電源を使っているにもかかわらず、実は、逆に位相雑音特性を悪化させることも有り得るということです。大きなトロイダルトランスを使ったはいいけれど...みたいな感じですね。

ルビジウムにスイッチング電源を使ったらどの程度位相雑音が悪化する?かについて検証するのは難しいですが、SPANを変えて試した限りにおいては側帯波の一部が盛り上がっているような現象は見あたらなかったです。なので必ずしもスイッチング電源が良くないとも云えないはずで、良質なものを選べば、むしろ安価で無難な選択?と云うことになりましょうか。素人オーディオ的には、超低ESRのキャパシタでも使ってやれば、そこそこいけると思いますね。