還元鉄のお世話になる電線


還元鉄のお世話になる電線


秋葉で時間があるときに気の向くまま調べているのが「お気に入りパーツの店頭在庫です」。こればっかりやっているわけじゃないですが...いろいろな部品を持っていなくてはいけないので、一度に同じものをたくさん買えない...仕方なく店頭在庫などを見ながら買い足していくことになるわけです。在庫というのは継続品の場合には一定期間はなくならないわけですが、むしろ、そういうものがいきなり中止なったときが危ないわけです。たくさん買っていないのですぐに在庫を切らせてしまうことになります。

でまあ今回はこれが該当品となってしまったというわけです。お値段は結構高いですからストックしておく余裕はありません。なくなりでもしない限りは数mの単位でしか買わないでしょうね。もともと電線というのは新しいものを必要な分だけが鉄則でもあるわけですから。

もちろん私の方からは店長さんに強力にPUSHさせていただきましたが「だめじゃん置いてくれなきゃ!」という具合にです。社長さんに直訴してくれるという話になっていますが、高い電線なのでさばけなければやめてしまうというのがお店としての立場でしょう。とはいえ、これでラストということで1ロットでも発注してくれれば嬉しいです。

ベルデンのテフロン被覆OFHCの扱いをやめるという話があったときも「だめじゃん置いてくれなきゃ!」ということは申し上げましたが、まあこれは代理店の方が折れて小ロットでも出すから...みたいな話に落ち着いたらしいので、存続ということになりました。今回のものはすでに何度も「ためじゃん」は云っていますからねえ...

というわけで仕方なくそれなりの量を買い込んで(こんくらいじゃ子供買ですが)還元鉄を仕込んで保存という作戦を立てることにしました。こんだけの量でも数万はくだらないので泣けてきちゃいますよね。

軽くヘリウムで置換してから還元鉄を入れて脱気シールみたいな手順にしましょうか。ラミジップで遮光保存すれば被覆もけっこうもつでしょう。ちょっとだけヘリウムを残して線材の隙間にある空気と入れ替わるようにしておいた方がいいかもしれませんね。

むかーし金田先生が嘆いておられましたが、オーディオの世界では良いものから絶滅すると!確かに一理あると思いますし素人オーディオが好きな部品もこうしてちょくちょく中止(あるいは完全受注生産)になるわけです。いつも作っていないものは特注すると高いし作ってくれたとしても全盛期に比べれば品質も劣るのではないかと思います。

ちなみにですが、今回は酸素検知剤も買ったのですが500個が最低単位で有効期間がたったの3か月しかないし...そーんなに不安定な物質なんでしょうかね。それに還元鉄も結構な量を買わないと単価が高いのでどさっときちゃいますね。袋に穴あけたらホッカイロの代わりになるか試してみますか(笑)。

電線とは関係ないお話...ですが
どこぞでLH0032をディスクリートで組んだみたいなすごい基板をみかけました。私は基本的にSACDが好きなので自作DACなどは手をつけずにいますが(現在のCDPを超えるのは相当難しいと思っていますしDSDは暗号化されているので手がつけられない)なかなかおもしろい試みではないでしょうか。
電圧利得が小さいのでディスクリートでもドリフトに悩まされることはないかもしれませんし、オリジナルを使えば発振を止めるのは大変なはずですから(このICは電圧利得が小さい用途には向かないのです)...96個のトランジスタは圧巻です。
素人オーディオはDC直結のプリアンプに使いますのでドリフトが多いのは困ります。私がディスクリートプリアンプをやめた1つの理由はドリフトが多いからでもあります(パワーアンプもDC直結だと安心して聞いていられません)。素人オーディオのパワーアンプは当然ディスクリートのフィードバック型カスコードカレントミラーで作る予定です。まずは金田先生のデットコピーで特性を取ってみたいと思っていますが...まったく進まずです。

またまた関係ないお話ですが...「素人」で検索してくださる方がおられるのですが...検索結果を見ると怪しいものばかりで(笑)まあ素人とつくサイトはココを含めロクなのがないのは確かかもしれませんけれど