LH0032プリ用AC電源


久々に製作したアナログ電源

バラックで使用していた電源が邪魔になってきたので仕方なくケースに入れることにしました。中身は全然たいしたことないのですが...
このようなアルミケースに簡単に大穴があくのはホールソーのお陰です。全部を切らないで外周だけを切って切り抜くのでキャノンの大穴23-24mmなどどいう大きさがボール盤で簡単に空いてしまいます。素人オーディオが愛用しているのはWinningBore(株式会社オーディエスケイ)のメタコア(一体成形モノ)です。厚物も簡単に切れるので重宝します。大抵のカッターは厚みに制限があって4mmとかのアルミは切れないことがありますし切れ味も全然違うように思います。



できあがったのでACノイズ等を測定してみましたが、某K先生の電源をモディファイしていることもあり、大振幅の発振はさすがにありませんが、かなり高い周波数のノイズだか発振だか2つの周波数(1つは不定?)が重畳しているように見えます。電源は2枚ありますが両方ともまったく同じ症状です。振幅は数十mVなので仕方ないかなとは思いますが...まあ明らかに出来が悪いという訳ではないと判断はできると思います。ちなみにこの波形はトレースを蓄積する方法でアナログオシロ的な表示をしているものです。

AC電源はウオームアップのために使うのであって常用という訳ではありませんのでこの程度のクオリティでよしと致しましょう。
外観的にはタカチのOSを使っていることもあってそこそこではないかと。XLR4を止めているネジが黒ではありませんが特に気にして黒を使うなどはあまりしていませんです。電源スイッチはオムロンですが12VLEDランプなど部品が手に入りやすいので使っています。

ケースに入れたからと云って音が良くなるわけじゃないのですがとりえあず試聴してみました。枠に固定したりケーブルを変えたりしたことは悪くは働いていないようですが、当然ながら電池との比較においては、明らかに劣るというのがわかってしまいます。
たとえばソナスなどの特定の帯域しかうまく聴かせられないSPの場合にはAC電源の方がよく聞こえることはあるでしょうけれど、質感においては到底電池にはかなわないのは致し方ないところです。