ルビジウムの評価


標準偏差の値

最近53132Aを導入しました。分解能の高い周波数の測定機能を使ってゆらぎなどを評価できればよいかなと思っています。

とりあえずはルビジウムのゆらぎがどれくらいあるか10μHzの分解能で測定して統計値を表示させていますが、優秀なルビジウムは電源をONしてから20分くらいでこれくらいの値になるようです。もちろん何時間も過ぎればもっと安定するでしょうけれど。
MEAN±2SDの存在確率が96%だったかな?なので±67.2 x2 μHzにほぼ収まっているということでしょうか?ちなみにMEAN=9.99999999994Hzだそうです。GPSの10MHzが基準なのでどこまで正しいかは微妙ですが...12桁で測定して±1or2カウントですからすばらしい性能と云うべきでしょう。実際カウントを見ていても10.0000000001にはなっても10.0000000002にはなりませんからすごいですよ。

しかしながらこのようなルビジウムには滅多にお目にかかれないもので、大抵のルビジウムはもっともっとSDは大きいはずです。ちなみにこのルビジウムは製造からかなり経っている古いものですが、シリアルから判断してある時期のものに非常に良いものが集中しているようです。新しいも物が良いかというと素人オーディオとしては必ずしもそうではないとお答えしたいですね。オーディオ機器にしてもまったく同じことが云えると思いますが。進化を続けるデジタル機器でも同じことが云えそうですしね。