韓流Z3816A


本日届いた韓流Z3816Aです。韓流とは云っても本国USの製造でしょうけれど...回路の集積度が上がってSW電源ばかりが場所を取っているというレイアウトになっております。



心臓部はMTIのOCXOで260という優秀なものだそうです。GPSの1PPS出力の経時変化が公開されているサイトもありますがZ3816Aは非常に安定しているようです。もちろん素人オーディオの58503AもどきZ3801Aも安定してはおりますが(結構いい感じだと思いますよ)...いかんせんコスト高ではございますね。ダブルオーブンを積んだZ3801Aは全世界的に高値で取引されているようです...それにくらべれば3816Aはお得感があるかもしれません。
今回の個体の出来具合がよろしければ何台か確保しておきたいと思った次第ですが1台目が届いた頃にはSOLD OUTでございます。つまりは確保できたのはこの1台のみです。

電源は3801A同様にDC供給ですが入力はXLR3です。Z3801Aはモレックスのプラスチックのコネクタだったように思いますがちょっとだけ高級化しております。しかしながらかなりさびがいっておりますので秋葉で買ってきて交換の予定です--->交換済です。

出力端子はZ3801AのようにBNCではなくSMAです。10MHzは2系統あります。バックパネルには10個もの出力端子が並んでいます。RS232Cに関してもD-SUB 8pinで公式サポートというところでしょうか--->一般的なクロスケーブルで問題なし。電源ケーブルを作って接続してみることにしましょう--->いつもの通りビーメックスの2sqを使って作りました。



ということでGPS LOCKしてZ3801Aの10MHzを基準にZ3816Aの10MHz OUTを測定してみると確かに10MHzが出力されていることがわかります(MTIは5MHzバージョンだという噂ですが)。でもどうなんでしょうね...MTIは温度安定度が非常によいとのことではありますが...一定期間運用してみないと何とも申し上げられませんですね。現時点で予測できることはMTIはダブルオーブンにくらべ時定数が短いようですから平均値としては良好だとしても短期的なTIの変動幅自体が大きくなるのは仕方ないということでしょうか。
なのでそれを考慮すると良いとこ取りの機種はダブルオーブンのZ3805ということになるのでしょうがどこぞで見かけるものはMTI多いですね。超凝った内容で定評のあるT様のところではダブルオーブンの3805だったような気がしますけれど。さすがです!
ちなみにこのZ3816Aですが製造年月は推定できていますがそれほど新しいというものでもなさそうです使用時間は3801Aよりはずっと短いですが...それからおそらく云えるのは同様にして58503Aはもどきのほうがよいということですね(高いんですよぉ58503Aって!)

追記1
海外の有名サイトで書かれているようにアンテナアラームが点灯するトラブルがあるようです。点灯してもちゃんと動作していると云うことらしいですが本当にショートして過電流が流れているのと区別ができないのが困るということで3本あるアンテナのうち問題ないものを選んで使っています。うち1本は点灯しまくりでしたのでよろしくないかもしれません。


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オーディオルームの片付けがなかなか進まないので最近全然聞いてません...ですがまあサブのCDPを片付けと同時に導入予定ですので聞けるようになれば遊びのネタにはなると思います。素人オーディオは駄目出しばかりするとショップの人に嫌われておるのでございますが、今回の機種はお安いながら素性はよかったように思います。32bit DAC搭載のそこそこ人気のある機種らしいですが...持ち込んでみないと真の実力はわかりませんけれど。