AC電源の試聴(NN方式 15V×2)


試聴に使ったCD


AVEXのCDは結構よくできているので、時々試聴に使うことがあるのですが、流行歌の中にも全体的に質感の良いと思われるトラックもあったりします。たとえばこのトラック11の中島美嘉雪の華ですが、音数も少ないせいか生音に近い感じで作られているようです。

きょうは雨上がりなので音的には良いコンディションです。何故良いかはわかりませんけれどAC電源の質がよくなるということのようです。LH0032ブリを除いては全部ACで動かしているので影響があるのは仕方ありません。

ということで、バラックからタカチのケースに収納すべく、3ミリサブシャーシにAC電源を固定しまして試聴してみました。制御Trは互換石ですが、まあそこそこの音はしているのはずなのですが、電池との比較試聴では残念ながら質感の再現においてまだまだではないかと思えてしまいました。

電池ではボーカルとピアノがくっきりと分離し、恐らくはそれぞれ別々収録されて重ねたことがわかってしまうような気もします。ボーカルの質感もとても良いと思います。全体的にアラさがなく背景はとても静かです。

AC電源ではどうかといいますと、全体的にややアラい感じがし、ボーカルが妙に前に出てくるように感じます。ピアノとボーカルの分離がやや悪いようにも感じます。最大の欠点はやはりノイズが多いといいましょうか、背景が無音のキャンバスという感じにはならないことだと思います。

やはり、素人オーディオ的には、電池の音がいまのところベストです。

なお、トランスはトロイダルで十分に余裕があり、整流はWKで買ったD先生のショットキーブリッジ2個使いです。ケミコンはBGFK63V2200μ×2個使用(合計4個)の4400μです。
ちなみにCDPはSONY DR1です。