FETプローブの調整


ボックスの中はこんな感じ

格安で入手した横河のジャンクFETプローブを早速ためしてみました。
波形が歪むということはなく、壊れている訳ではなさそうですが、どうも波形がザグっている(矩形波の滑り台的波形)ようで、こりゃまいったな...と思いました。

マニュアルには「ザグってる場合はフタ開けてて調整しろ」なんて書いてないけど、どうせ調整できるようになっているに違いないと思い、プローブのボックスを開けてみたところ、シールド板はすでに開けられた形跡があり、カラーンと音をたてて落ちてきました。こりゃ絶対調整してるなって思い、半固定抵抗をいじってみると、案の定ちゃんと調整できました。

横河のオシロ(FETプローブ対応機種)ではおそらく何の調整もしないでちゃんと動くようになっているらしく、レンタル会社の放出品は一発でザグのないまともな波形がでていました。こいつはおそらく対応機種以外で使うためにいじってたのではないかと...それにしてもドライバーを入れる穴くらい切っておいて欲しいっすよね。ゴムとかでふたしときゃそれでいいんでしょうから。

http://tmi.yokogawa.com/jp/products/oscilloscopes/voltage-current-logic-probes/700939-900-mhz-fet-probe/

追記1:ザグとはいっても、ぱっと見でわかる程度のザグではないです。

追記2:写真には写っていませんがオシロの裏面にFETプローブの電源を接続する端子が出ています。このFETプローブ用電源(端子)はオシロのオプションです。DL9240Lでは2本まで接続できるオプションを装着できます。電源コネクタは半月状の特殊な形状です(わざとやっているのでしょうけれど)。