裏配線とバラックAC


LH0032プリの裏側をちょっと...


最近はずぼらになってしまい、ケース加工をする気力が起きない場合に、AC電源などはこのようにバラックで放置状態になっております。なんとか綺麗にまとめなくちゃと思っていますがなかなか進みません。アンプの裏側は得てしてこんな状況というわけです。

トロイダルトランスの下には電池が埋もれていますが、そろそろ半田付して新しい電池を組まなければと思っています。電池の半田付けは、30分もかからないのですが、何せ部屋中がヤニ臭くなってしまうので、強力に排気のできるキッチン周辺での作業に限られます(笑)。確かにこのトロイダルトランスでもそこそこよいですが、聞き比べてしまうと、ACではつまらないというか、恐らく別モノと言えるくらい違うので、電池をやめるわけにはゆきません。

テストは、もちろんCDでもかまいませんが、SACDのライブ盤や(たとえばヨーヨーマのカーネギーコンサート、ケイコ・リーのライブ)香港のTop Musicの鮮度の高いソースなどを使うと、その差たるや、あまりに歴然としていて、こりゃまあ仕方ないなと思わせるには十分かと思います。



ケイコリーのSACD ACから電池に切り替えたとき、引き込まれるようなリアリティが再現される(ような気がする)


音色に捕らわれていると、あるいは、AC電源の方がうまくまとまっていると感じることもあるでしょうが、電池にしたとたん、おおげさかもしれませんが、まさに空気が入れ替わる(金田先生のお言葉ですが)に近い感じが体感できると思います。もちろんダメな電池もたくさんあるので、あるいはACの方が良いという場合も当然ありえるとは思いますし、素人オーディオのプリアンプは、SONYのSACDプレーヤー直結用にチューンしているので(それ以外のソースについては何ら想定していない)こうなってしまうのかもしれませんね。

で、見ておわかりいただけると思いますが、マジで、1in 1outになっています。ラインケーブルはもちろん2497は使っていません。見る人がみればそんでもダサイな...ということがバレてしまいますが...全部銀を使うと癖が強いのでOUT側は銅になっています。

横に穴が4つあいてますが、これはですね、MCプリを同居させようかと思っていたのですが、実際には同居はしていません。

ウオームアップ用のAC電源は、整流しっぱなしではマズイのでレギュレーターBOXを介して入力されます。電池の場合はレギュレーターを入れませんので、レギュレーターボックスは外付けです。裏側には電源以外にもいろいろケーブルがささっていますが、これは、パワーアンプとの連動や、パイロットランプの電源を外部からもらってくるための配線です。レギュレーターBOXの中身はかなり適当なんで、頒布していただいた某氏の電源基板も機会があれば試してみたいと思っています。

ラックには映像関係の機器もありますが、ピュアオーディオとはまったくの別系統電源で、かつ、UPSを介しているので、使わないときには完全にUPSでAV系の全電源を遮断します。

オーディオ用のAC電源は、この一角にある4KVAのノイズゼロトランスで作っています。CD−Rなどをこの電源で稼働させるとC1が非常に小さくなります。波形も綺麗な正弦波です。NZLは特許技術ですが、トロイダルではNZLはできないそうです。構造的にはカットコアの一種ではないかと思います。

当然CDPやパワーアンプではこの電源を使用することになるわけで、言いたいのは、決してAC電源の質にも手を抜いている訳ではないということです。


別の場所にある同型のNZLです。ある事情でお見せできない部分はカットしてあります(笑)