LED-Cdsカップラ 浜松ホトニクス


浜松ホトニクスのLED-Cdsカップラ →は光の向きでしょうか


秋葉でパソコン部品をいくつか調達し、地下鉄に乗ろうかと思っていた道すがら、特に目的もなく立ち寄った某店で、こんなものを見つけました。恐らくは製造中止になっているLED−Cdsカップラです。浜松ホトニクスと言えば、スーパーカミオカンデの光電子増倍(逓倍)管で有名ですよね。

たまーに面白いものを見かける某店ですが、記憶にある範囲では、テレダインのハーメチックリレーなぞも置いてありました。ちなみにこの1つ前のカキコでご紹介させていただいたTRの在庫もあったかもしれません。

脱線でしたが、このカップラは、LEDに流す電流と抵抗値が逆比例する関係にあり、LED電流を0.1mAから10mAまで変化させることでCdsの抵抗を100KΩ〜1KΩに(ほぼリニアに)制御できるのが特徴です。
うまくすればDC電圧で制御可能な接点のないボリウムを作ることができるという訳です。

モリリカのCdsカプラを使ったとき(以前も書いているのですが)特に良い印象はなかったように思いますが、ダイナミックレンジが40dbあればボリウムとしては何とか成り立つので、いつか試してみることに致します。

ただしL/Rの連動誤差を少なくするために選別が必要であること、LEDの電流がゼロのときには抵抗値が数十MΩになるので、直列にCdsを入れ、Cdsの出口とアース間に固定抵抗という使い方になることでしょうか。

対アース間にCdsだと、LED制御回路が非導通破壊した場合には最大音量になってSPを破壊する危険性があります。導通破壊した場合には(LED電流をたくさん流しても抵抗値は思った程下がらないので)Cdsが直列にはいる回路では難をのがれることもあり得るでしょう。

マークレビンソンのように、ビシェイ抵抗をリレー(FETスイッチ)で切り替える方法もありますが、果たしてCdsの場合にはどんな音になるのでしょうか?