A606/C959クラスのトランスタ


実験で使用する予定のコンプリペアTRです。


軍曹さんのブログにも何度か登場していますが、次回、素人オーディオがカスコードカレントミラー回路の実験に使用する予定のTRです。規格を見る限り、パワーアンプの2段目や、ドライバーには十分使えそうで、コンプリペアである程度の数を確保しています。

このTRの評価は先駆けて軍曹さんが行ってくださっており、コンプリペアでドライバー段に使用したところ、音の抜けがとても良かったと評価されております。

A606/C959クラス(PC1W程度)のコンプリのTRを探していたとき、まずNPNだけをいくつか入手して、テストとして、試作した完全対称フラットアンプのファイナルに使用してみました。いろいろ試しましたが、C959と比較して良い面が多いと思えたのはこのTRです。全体的に抜けがよく、C959からこのTRに差し替えると、くっきりはっき明るい感じに聞こえます。

素人オーディオはコンプリでは試したことがなかったのですが、きっと、軍曹さんのおっしゃる通りではないかと思います(若い人の耳を信じます)。

高FTのトランジスタでカスコードカレントミラー回路を組んでも、出力段の石が鈍いので、トータルとしてはあんまり意味があるというものではないのですが、Aクラスドライバーステージの高速化は音に良い影響があると信じて進みたいと思います。

(この実験のために、帯域1.5GHzのオシロもかっちゃいましたし...意味ねーって言われないようにしないといけないですね。)