コードレス電話がノイズ源だった

どんなに測定しても本来出るべき性能が出ていない。しかも原因がまったくわからない。こうなったときにどれだけ時間を喰われることになるかはトラブルを潰したことのある方なら実感されていますよね。

今回の犯人は某P社のコードレス電話の親機でしたが通話をしていない待機状態でも盛大なノイズを発生しているようでした。もちろん買ったばかりの現行機種です。電話ゆえデスクの上に置くのが普通ってことになりますがとんでもないことになっておりました。

いくらやっても所定の位相雑音特性にならないしオフセット1K〜100Kくらいのところに変なノイズが乗るので首をかしげていました。もしこの電話オーディオルームにあったとするとマスタークロックの位相雑音が劣化することになるかもしれません。

何故この電話がダメだとわかったかと云えば30cmくらいの距離においてあった1GHzを超えるオシロの動作がおかしくなってしまいやたらにオフセットが生じたり50Ωで受けてプロ−ブを外した状態でも飛び込んできた信号によるノイズの波形が観測できるといった状態だったためです。これは間違いなく電波だなということになりコードレス電話の電源を切ったらいきなり回復しました。

もちろんコードレス電話自体の設計が悪いと頭ごなしに云うことはできませんがイズは突然振幅が大きくなるといったランダム発生的なもので本来の動作とはあまり関係ないように見えました。もちろん通話などしていなくても発生しています。子機をサーチする信号かもしれませんがそれにして発生頻度が不規則かつ必要以上に高頻度であるようでした。携帯電話でもここまでひどいものはないですし近くに置いたとしても悪さをすることもまれです。

コードレス電話などこんなもんだといえばそうなのかもしれませんが電波を使う機器だからノイズ出すのは当然ねみたいなのは迷惑千万です。電波を発する機器だけに注意深く設計されるべきなんでしょうね。この電話アマゾンで買っても1万円以上はしてますから激安ではないのは明らかです。

もちろん別のコードレス電話買って問題ないかどうかなど試すつもりなどありませんので、当然有線の電話に速攻切り替えでしょうね。
お蔵入りの電話どうしましょう。返品期限は過ぎてますし。