iPhone5sとノイズキャンセリングヘッドフォンQC20i

iPhone5sで早くもMNP一括0円が登場していますが...9月発売で4か月5か月で一括0円は予想外といったところでしょうか。iPhone自体Androidoに比べればハードの設計が古くGALAXYなどに比べるとWiFiのSpeedもイマイチなので6に期待といったところでしょうか。キャリアで使った場合はたとえばドコモの場合は特定の地域を除けばまったく転送レートが出ていないようなのでハードの性能を生かせるわけではないですし、ソフバンとかAUはそこそこでしょうけれどAULTEを優先しているため通話が途切れるといった問題も指摘されているようです。

写真には登場していませんが最近ソフバンの5Sを買い増してそこそこ便利に使っています。購入は大手量販店ですが購入する際には家電5000円引特典をつけると云われたので何げに置いてあったBOSEノイズキャンセリングヘッドフォンQC20iを買うことにしました。時間がなかったのでろくに試聴もしていませんがまあ悪くはなさそうでした。

持ち帰って数日は放置でしたがiPhoneに44.1K/16bitリニア非圧縮(馬鹿みたいに容量を喰いますが)のソースをいくつか入れて試聴したところこれが結構いけることがわかりました。ネットワークプレイヤーのテストではネットワークからもってくるのはダメだけれど内蔵メモリから持ってくるならOKという結果でしたし、リチウム電池の音はACに比べれば良いということもそうなんでしょうし、携帯電話+ヘッドフォンにしては上出来という結果に結びついているようです。

素人オーディオはヘッドフォンで音楽を聴く習慣はないので自宅にはSTAXコンデンサヘッドフォンなどがあってもほとんど使いませんし、ましてや携帯電話にヘッドフォンをつけて使ったことなどありませんでしたが、音質的にそこそこと云えるレベルですし(オーディオマニアに受け入れられるレベルと云っても過言ではないです)ノイズキャンセリングを利かせると騒音があっても高音域のディテールが聞き取れるようになるのがイケているようです。ノイズキャンセリングの効果が純度の高いクロックを使ったときの効果に似ていると云えば似ているように感じます。もちろん全体の質感が良くなるというわけではありませんが見通しが良くなり分解能が向上するように聞こえます(ノイズキャンセリングは高音域には利かせていないようです)。騒音の逆相打ち消しがうまくいっているようで、騒音の中で音楽だけ聴いているように感じさせるのは面白いです。騒音あってのノイズキャンセリングでしょうしあるいは効果が良くわかるように作ってあるといえばそうなんでしょうけれど。ただ、ノイズキャンセリングの効果はめちゃくちゃ強いというわけではないです。数値はわからないですが-40dbはないはずです。

いろいろなソースを試しましたがライブ録音などは鮮度が高く得意なようです、また、アナログ録音の古いソースの方で輪郭がくっきりしているものが多いように思います。音源やミキシング手法の違いもあるんでしょうけれど。

QC20i(iはiPhone用)は携帯や音楽プレイヤー用としてはオーディオマニアにもお勧めできそうなレベルの商品で、ヘッドフォンを使う習慣のない素人オーディオに音質という点でも逆相打ち消しがディテールの再現に貢献するという点でも意外でした。もちろんヘッドフォンよりは大型のSPで聴く方が楽しめるとは思いますし自宅ではヘッドフォンで聴くことはないですけれど。