SBS 2011の構築はLinuxなしには無理

ここ半年は多忙にてブログをお休みした感じになてしまいました。ブログのフォロワー?様って云うかどうかわかりませんが何か面白い記事があるかもということで見に来ていただいた方には(今回を含め)申し訳ありませんです。

今回はSBS 2011(Small Bussiness Server 2011 STD)のお話です。手軽にExchange Serverを組み込めるソリューションとしては悪くないので2003から使っていましたが、古くなってきたので2011に入れ替えることになりました。CentOSを使ったLinuxサーバーも4.xのサポートが外れましたので6.xに入れ替えています。

サーバーのハードはNTT-Xで激安特価のML110G7を用意しました。3.5in SASがベイに差せるのでかなりのお買い得です。DISKは当然SASを使いたいです。プロセッサはHTがONになっていて一番安い3.3HGzを同時注文して一度も電源を入れないで差し替えです。サーバー代金はECCメモリ16GBを入れて5万円いかないくらいですからすばらしい。しかも内蔵のコントローラーは6GのSATA 4Portですから。

ただサーバーにはOKですがグラフィックにこだわる人には当然不評でしょう。何故かと云えば16レーン2スロットのカードは差せないからです。デスクトップPCに使用されるのを嫌った設計と云えるでしょうね。ですが多くの点でF社の激安よりはずっとマシであると云っておきましょう。

MSのサーバーの場合は、特にSBSの場合は単にインストールするだけでおしまいですが、2003はNICを2枚使って片側がWANでIPマスカレードも構成できましたが、2011の場合はNIC2枚の設定が出来ずLAN側からメールを拾いに行く設定になっていて、これってインターネットネットサーバーじゃないじゃんというのが第一印象です。2003の前例からしNICを2枚使って自分で拾いに行くと思っていましたが、GWサーバーを用意しないとメールすら拾いに行けないというのは困ったものです。Linuxが動いていなければお手上げじゃないでしょうか。

ああそうですかと思いながら当該ドメイン宛てメールの転送とSMTPリレー許可設定して使えるようにしましたが、設定はイチイチめんどくさいし、だいたいにおいてリレー許可だのポートフォワードだのしてもわないと動作しない仕様は、攻撃されるのがイヤで最前線から撤退したような根性なしとか云いようがなさげです。

ExchangeはWINDOWSクライアントで使う場合にはLinuxサーバーより機能的に良いところが多いので使っていますが、MSのサーバーは、セットアップしてしばらくすると、動作がおかしくなる(自滅)ことがあるし、アップデーターを適用しておかしくなることもあるので、システム丸ごとのバックアップは欠かせないです。アップデートすれば何かと再起動だし。