基板実装前のCHIP

素人オーディオが作る基板は手半田を意識して作っているのですが今回ばかりはそうはゆかず実装屋さんにお願いすることになりそうです。
ADのどんなチップなのかは想像にお任せしますが手半田では信頼性が低下するのでダメでしょうし実はBGAも使うことになっていますのでその時点で間違いなく手半田は無理です。

一部のタンタルコンデンサやリードの酸化や錆びが問題になるピン間の狭いチップ部品は防湿バッグに詰められて来るのが常ですし湿気を嫌う部品に関してはリールごと買うのが良いように思います。高性能な高分子タンタルコンデンサなどはそうしていますが最低500個リールなんで結構な額になりますね。

一度開封したものをそのまま防湿処理をしないで放置するとか手で部品をベタベタさわるとかいうのはダメっすね。保存する場合は防湿だけではなく脱酸素剤を使うこともあります。たとえばですが海外のSMDトランスなど(プライトロンのような電源トランスではなくRFトランスです)メーカー直販しかしていないので送料がめっちゃ高くつくため一度にたくさん注文しますがそういう場合などは適切に保管しておかないと痛い目に遭う可能性がありますね。もちろんBGAなどを付ける場合の精密な多層基板も同様で防湿せずに放置できませんです。

この手のADのチップは単価が高いので国内の代理店からD/C(Date Code)なをどちゃんとチェックして引かないと危ないです。海外から取ったらロットばらばらかつ古いのとかをつかまされる可能性もあります。
ココの代理店さんはAVNETの100個単価くらいの値段で希望数を出してくれるので割と安いと云ってもいいと思います。

余談ですがいまやDigikeyもあんまり安いとは思えないですがそれはひとえに国内の販売サイトがDigikeyより安く設定するようになってきたことがありますね。RSもモノによってはかなり安く引ける場合もありますし販売サイトなりに安い品目があるのでリールで買う前に価格比較などしなければ損をするかもしれません。このチップもDigikeyで注文するより1個あたり1000円以上安いです。もし数個だったら2000円以上単価が違うかもしれません。10個でも1万円以上の差になりますから注意です。

かの有名な千石電商でさえ海外から大量に仕入れて売っているくらいですからモノによっては安くはいるのはそうなんですが、逆に国内より高い場合も往々にしてありますのでご注意を!

ということでしたが...来年には実装密度の高い楽しそうな基板が作れそうです♪
実装屋さんに部品調達を頼むとしても特殊な部品は同じように使う分だけ取り寄せなので自分で安い所を見つけた方が良いと勝手に思い込んでいます。何万個も使う104セラミックみたいなのは買う必要はないと思いますが今回のICや一般品ではない周辺のチップや部品など(SMDのトランスとか)については取り寄せておかないと実装できませんしね。ちなみにSMDトランスは通常在庫品ではないので国内代理店に注文するともっと値段は高くなるようです。