輪番停電対策

先日の大地震の際には運悪く出張で茨城県に滞在していたため帰宅難民状態になり翌日まで帰れませんでした。
停電した避難所で過ごすことになったわけですがそれでも被災者の方に比べれば全然マシだと思います。



写真は入り口付近で実際には奥の部屋で石油ストーブがたかれ1つの部屋に20人くらいがこもっている。古いストーブを使っているため不完全燃焼を起こし部屋に黒煙がたちこめている状態だったりします。写真では明るく見えますが実際にはこんなに明るくはないです。



炊き出しのカレーです。最後の方にいったのでルーがあんまりかかってません。でもコンビニも何もなく停電で店舗も一切営業していないので本当にありがたいものです。


何とか自宅に帰れても停電で停止したサーバーの復旧や(UPSはつながっていたがシャットダウンソフトがちゃんと動作していなかった)物資の買い出しに時間を取られ休みどころではなかったような...疲れてしまいました。

WINDOWSLINUXを同時に落とさなければならずソフトが怪しくてちゃんと動作していないような...UPSと通信できるのは1台だけであとはスレーブとしてネットワークでぶらさがるという方式です。スレーブをWINDOWSにするとちゃんと動作しないので必然的にマスターになります。マスターだけはちゃんと動作するけどスレーブをちゃんと道連れにして落としてくれるかどうか非常に怪しい感じがします。電源ケーブル引っこ抜いてテストすればわかるでしょうけれど。

で、明日からは輪番停電を実施するということなので仕方なく予備で買っておいた1500VAのUPSの新品を箱から出してきてGPS専用に割り当てることにしました。サーバーを3時間もたすことはできませんがGPSであればおそらくはもたせられると思います。常時インバーター方式ですから瞬停はありません。

メインのGPSの1台だけは常時稼働させておかないとお話になりません。1日に1回数時間止まってしまうと安定運用は難しくなると思います。

輪番停電は連続稼働させられないことで電力の節約を狙った措置であることは間違いないところです。その時間だけ止める訳にはゆかないから全部止めるということも想定されています。しかし都内については住宅密集地以外は停電がないので不公平と云えば不公平です。噂によると1回も停電していない地域もあるということです。停電地域に所在していてもJR貨物の施設やIT企業のデーターセンターなどと送電網が同じである場合は区別して停電させられないのでしょう。横浜市川崎市でこのような現象が起こっていると聞きます。
もちろんお役所的な機能や病院は当然残しておくべきですがそれらと民間を区別してピンポイントで停電させられないのが苦しいところなんでしょう。スマートグリッドが進んでいればそういうことも可能になるのかもしれませんが。

TVで某解説者がこのように云っておられました。200Vの低圧電力と100Vの電灯線と超高圧のどれを止めるのかはっきりしろということでしたが、おそらくは200Vの3相低圧電力と100Vの単相電灯線は区別できないと思います。どちらも柱上で6600Vから落として作っていることに違いはないと思います。トランスの種類が違うだけなので低圧電力だけ生きているということは残念ながらなさそうです。現実に当方では100Vも200Vも同時に落ちます。

余談でしたがこのUPSは注文してから1か月以上待たされてなかなか購入できずやっと2月になって到着したものです。おそらくはいま注文してもそんな感じか納期未定という回答が来るかもしれません。増設バッテリーの納期は4月末ということでした。

このUPSはすでに2台稼働していますが3台目は置き場所がないためとりあえず作業机の下です。最近製造メーカーが富士通系列の会社に変わったようです。以前はデンセイラムダでしたが。



追記:
1.5KVAでは飽き足らず2.4KVAのラックマウントタイプの出物(IBMの製品)買うことになりました。定価は27万円だそうですれど考えられない激安でほぼ新品をゲットしています。ラインインタラクティブなので信頼性は落ちますがトランス整流式電源を使っていますので瞬停しても問題にはならないと思います。問題はやたらにでかくて重いし電源コードが30A 200Vタイプなので使いにくいというところです。しかしながらバッテリーを買うより安いUPSなので文句も言ってられませんし電源コードはアダプタかませば問題ないです。店員さんとお話しましたがUPSの問い合わせはかなり多いということでした。



巨大なUPSですがこれでも増設バッテリーがないとたいしてもたない(インバーター回路が電力を無駄使いする)らしいので仕方な強力な拡張バッテリーを導入しました。200Wの電力を4時間連続稼働させる(バッテリーの容量を考えるとあまりにも合わないですけれど...力率を相当悪く計算している)ことができるようです。
しかしこの拡張バッテリーは55Kgもあるので簡単には持ち運びできず箱入りのまま数日間放置になりました...地下まで降ろすのがとても大変で動かせなかったのです。本体とはバスバーで連結して使うことになりますが合計90Kg近い重量になり素人オーディオがこれまで購入したUPSでは最大クラスです。

この程度であれば数時間の停電くらいではGPSが止まることはなくモニター用のPCも24時間連続稼働させることができるでしょう。