Prozac マウスパッド


懐かしいアイテムが出てきましたのでご紹介致しましょう。
コレは米国のリリー社の人からもらったProzacの促販物なんですが...実はマウスパッドなんですね。
Prozacはすでに米国では特許が切れてゾロになっているのでこんな促販物まで作ってリリー社が売り込んでいるとは思えません。しかるに幻のProzacマウスパッドではないかと思う訳です。

Prozacは国内では残念ながら承認されなかった(というよりリリー社は承認申請を断念した...私はその理由を良く知るひとりだと思ってはいます)ために日本にはこのような促販物は存在しないはずです。製品になってもいないし日本でProzacっていう名前にするかどうかも決まってないですから。

幻のマウスパッドであることを力説してしまいましたがオークションに出しても売れっこないですよねえ。こんなの欲しがる人っているんだろうか?ビニールがかかっていて使っていないものも何枚かありますが。

もしProzac(フルオキセチン塩酸塩)が日本で承認されていればこのマウスパッド?も薬もたくさん使われたに違いないと思いますが幻となってしまいました。

フルオキセチンには性格を変える力があるというNHK特集を見た記憶がありますが、ある精神科医の談によると(現在は某K大の主任教授)ディサイミア(dysthymia)に有効だったからそう呼ばれたのかもしれないということでした。今では古典的なSSRIですが安全性(有効性)のデーターベースの量ががずば抜けて多い(はず)なのでその意味では価値ある薬だと思います。SSRIの効果は人によっても違うでしょうし人によって合う薬というのがあるでしょうしね。ゾロフトパキシルばかりがSSRIではないいうことで。ちなみにフルボキサミンは活性本体である代謝物がSSRIとしての薬理作用を有していないので厳密にはSSRIではございません。

余談ですがProzac CDというのがあって買った記憶がありますので見つけたらレポートしましょう。音は結構よかったと思います。中身は意味不明であることは明白ですがラリッてますと云わんばかりに延々と同じフレーズが繰り返されていたような気がします。Prozac飲んで吐きけがすることはあっても気持ちいいはないと思いますけどね(笑)。