ELAC FS210CE

エラックの限定モデルFS210CEを持ち込む機会がありました。すでに代理店のユキムさんには在庫はなくどこぞの展示品をゲットするしかないため秋葉の某Tさんにお願いしてみました。定価で云ったらそこそこなお値段ですがそれに見合ったレベルの商品であることは間違いないとは思います。もうちょっと早く気付けばなんですが...

最近のエラックは低価格路線で売り上げを数でこなすみたいな方針になったようで210クラスのミッド〜ハイにかけての新商品は他には見あたらないようです。249が相当品なのかもしれませんが210とは雲泥の差があり問題外?かと...ボンボン低音がうるさいし中音域の凝集力がないし...ですね。

FS210に関しても当然ですが低音は4338などの15インチにかなうわけはなく控えめですがその代わり中高音の繊細さや分解能はなかなかのものです。

クロックや電源の善し悪しは明確に出してきます。とくにAC電源(BGFK)+金田式レギュレーターと電池直結の比較では圧倒的に電池が良いということは4338で聴く以上に簡単にわかります。運んでくれたお兄様も(2名おられましたが)電池はいいですねすごい違いますねと...云っておられました。もちろんルビジウムクロックの効果もよくわかりますが電池の効果の方が大きいかもしれません。NFBで作った電圧源よりはインピーダンスは高いでしょうけれどノイズが圧倒的に少なくしかもACとは絶縁されていることの方がずっと効くのではないかと思います。電池はやめられませんね!レギュレーターを研究する意欲がなくなる程の音だと思いますが。

エラックで聴く音は3D的で分解能が高くいままで聞こえなかった音が聞こえる感じがします。鮮度の良い音なので電池が良く似合うとも云えるかもしれません。素人オーディオの好みの音です。くっきりはっきり系はやめられないです(笑)

追記
エラックで聴く場合はルビジウムワードクロックと電池は是非とも欲しいアイテムです。AC電源+レギュレーターで聴いていると奥行きがイマイチ出ない平面的な音になってしまいます。電池に切り替えた途端に分解能が格段に良くなり奥行きが出るようになります。
何度聞いてもそうなのでAC電源で聴くと損した気分になりますね(笑)。ちなみにAC電源と云っても元は200Vで4KWのNZLで落としているので決してしょぼくはないですよ。トランスからの配線距離もかなり短いです。