FE-5680Aの周波数設定


設定用のソフトを使って本当に動作するのか?ちょっとだけやってみました。
最初はメインマシンのWINDOWS7 x64にインストールしてみましたが見事に全く動作せず、バーチャルXPにもインストールさせてくれないみたいなので仕方なく本物のXPを使いました。
この時代のマシン(NorthWood)は何かと重宝します。昔のOSがインストールできるし消費電力は小さいしCOMを2つ持っているのでGPSには欠かせないPCです。

さてこのソフトですが操作的には何でこうするかなみたいなところはありますが397EE211などどいうバイナリの計算を勝手にやってくれるところがナイスです。ただし設定精度が8桁なので12桁の設定を望むには無理があります。なのでとりあえずジャストの値を入れておいてあとは内部のぼっち(開けた人はわかりますよね)でちょこちょこいじっていけば良いわけです。いずれにせよ設定値は保存されるので電源を再投入してもOKです。

欲を言えばですよ1LSBを手で設定させてくれるぼっち機能を入れてくれてもいいんじゃないかと思いますがそういうことは想定していないようです。もちろんぼっちでも原理的に12桁ぴったりは調整できないのであとは多回転ボリウムで昔ながらの調整ということになります。一説によるとFE-5682Aでは恐るべきことにボリウムがロータリーエンコーダーの代わりに使われているらしいです。ボリウムの値をA/Dかけて読み取ってるということらしいですね。

余談でしたが出力フィルタの周波数が10MHzに設定されているらしいので11.2896MHzでは振幅が1.1Vpp程度に低下します。RMSで400mVというところでしょうか。これ以上振幅が小さくなるとTTL変換が難しくなってくるかもしれません。3.3Vで動作するゲートでで受けないと厳しいでしょうか?この程度の周波数であれば74ACを3.3Vで使っても大丈夫かもしれませんね。