アトリウムコンサート


都内の各所の天井の郄いガラス張りのホールみたいなところで(無料)コンサートが催されています。地下鉄に降りるエスカレーターに乗ろうとすると目の前で演奏をしていたりするので、素人オーディオもその音の良さに誘われて何度か聞かせていただきました。

今回はバイオリンの若きエリートの演奏を拝聴することができました。演奏者との距離がめちゃくちゃ近いので、オーディオ的にはかなり良い経験になるのではないかと思います。弦楽器の微妙な質感がとても良くわかります。

これが毎回無料なんですからすごいことです。当然ながらクラシック好きの追っかけっぽい常連様などが毎回席を陣取っておられるようで、同じようなメンツがいつも揃っているらしく見えます。

ちょっと思うのは、マイクとかで音を拾ってRAMSAとかのPA用SPで鳴らさないで欲しいなぁとかなんですが、今回はPAは使ってなかったようでラッキーでした。曲紹介とかのときにマイクを使うのみでした。RAMSAで鳴らしてるときはイヤになって早々に退散しております。

弦楽器の生演奏をまのあたりにすると、いつも聞いているシステムがいかにプアであるか思い知らされるようで、しばらくやる気をなくしますが...同じにはならないけれど、彷彿とさせるくらいにはなればいいなと...耳(脳)が勝手にらしい音を聞いているように錯覚してくれればいいわけで...

とにかく生演奏には全然かなわないという感じでした。