久々にCDを焼いてみました


CDW−900Eと青タフ


久々にCDを焼いてみました。私のお気に入りの組み合わせはSONYの900EとTDK青タフ(8倍)です。誘電の音が好きで、良く使っていたこともありましたが、最近はTDKの青タフで落ち着いています。

誘電は、高音にエネルギー感があって全体的に綺麗に聞こえますが、それが良くも悪くもあるようで、中高音に余計な音がつきまとい、それがかえってCD独特とも言える雰囲気を壊していると思えてしまいます。

背景が完全に無音で、そこに音楽が乗っかる感じといいましょうか、全体が「カチッ」と決まる感じといいましょうか、CDの独特とも言えるなんともデジタル臭い世界に魅力を感じます。青タフの音は基本的にそういう音ではないかと思います。

誘電が好きな人には、何と硬くてザラザラしてるのだろうか...と思われるかもしれませんが、細いレーザーできちんと丸いピットを刻むと言われる900Eで焼いてみると、青タフがいかに無駄のない精緻な音であるかということが理解できましょう。

ちなみに、私の知識はCD−Rの諸先輩方には到底かなうものではありませんが、CD−Rの音質が電源の質によって大きく左右されることは体感しています。

たまには電力会社の方もおられると思いますので、詳細については公表できませんが、八王子の某トランスメーカーに特注した4KWのNZL(ノイズゼロトランス)を使ってCD−R用の100Vを作っています。実際に100V40Aをちゃんと流せるようにするには(実負荷が40Aなんてことはないですよ)まあどうやっているかは想像できるところかと思いますが...

900Eは4台ありますが、実稼働中は3台です。1台に集中して書き込みをやると、早くへたってしまいそうなので、適当に分散させて書いています。さほどのクオリティがいらなければ、一番しょぼいと思うものを使いますし、できるだけ良いものという場合には、コンディションの良い個体を使います。写真のものはまんなかくらいのコンディションのものです。ラックの上に置かなくてはいけないので4ミリ厚の鉄板を敷いてあります。

余談ですが...実稼働していない1台は、まあいってみれば、フタロ専用にしちゃった特殊設定の機械とかなんとか某著名な900Eマニア様がおっしゃっておられたものですが(そのお方から購入しております)、実はそいうことではなく、単にへたってフタロにしかちゃんと書けないという代物だったようです。老婆心ながら申し上げますが、オークションで出回っている900Eの多くは、レーザーがへたっているものだと考えて良いと思います。とくに何台も持っているマニア様から購入される場合には、ご注意された方が良いかと思います。100%間違いなくコンディションの良い個体が安値で放出されることはないからです。私が購入して最もコンディションが良いと思われる個体は、マニアでない方がそのへんの中古屋で見つけ出してくださって、よくわからないまま譲ってくださったものです。外見はあまり綺麗ではありませんが、ちゃんとメインテナンスがされているようで、レーザーもあまりへたっていないようです。