bonded area at HND

今回は三井物産国土交通省から30年契約で土地を借りたという羽田の保税倉庫のお話です。

写真のオレンジのラインが保税エリアを示しているわけですがターミナルと同じくらい長い建屋(倉庫)があります。
羽田は貨物便の発着枠がないため旅客便にコンテナを乗せてくることになりますが、現状は東南アジアや韓国からの便ばかりでヨーロッパからの貨物はほとんどないようです。JALのパリ便が近々就航する予定らしいですがコンテナは高級な食材などに利用されるのかもしれません。

という訳でバブ空港?みたいな話もあったようですが実際の荷物の取り扱い量はそう多くはないようです。なので付加価値の高い生鮮食材などを保管できる空調建屋が設けられております。電動のフォークリフトがそのままはいれる25℃エリア5℃エリア-10℃エリア-20℃エリアだったかな...笑ってしまうのは冷蔵(-20℃)保税エリアにおいあったのが冷凍唐揚でそれ以外には何もなかったような。5℃エリアにおいてあったのは韓国産のイチゴだったような...まあまあたいした量の貨物は置いてありませんでした。始まったばかりで今後扱い量が増えることに期待でしょうねえ。はっきり云って簡単には元が取れない状況のようですね。

ここの保税倉庫の売りのひとつは医薬品専用のエリアだということですが、場所は秘密にしなければいけませんが土足厳禁セキュリティチェックの厳しい保税&通関後保管用の空調エリアがあります。通関後のエリアはロッカールームになっているので中に何が置いてあるのかもわからないです。お代金は1日おいくらなのか聞いてはおりませんがそれなりのよいお値段なんでしょうねぇ。コンテナを1日置いておくだけでも結構なお値段ですから。しかし税関はもうからないですよね医薬品の場合は製剤原料には関税がかかる場合がほとんどですが1次包装品に関してはほとんどの場合関税はゼロです。いずれにせよ消費税はかかるみたいですが。