クロックの重要性?

CDPなどをソースとして使っているオーディオマニアの間ではクロックの重要性はあまり理解されていないところ?ではないかと思いますがUSB AUDIO機器など原クロックの純度がいい加減なものを使っているマニアの間ではクロックさえ純度の高いものを使えばCDPより良い音になるという認識が広がりつつあるように思えます。

素人オーディオの経験から申し上げればデジタルオーディオはいまだ不完全なものであるらしく電源やクロックの影響は相当大きいように思います。CDPにしても外部から高純度のクロックを入れてやるとかなり違った音になることは当然のこととして理解しています。USB AUDIOにせよCDPにせよ内蔵しているクロックの品質は人間の感性に比べれば充分ではないということなのでしょう。このような事情から高純度クロックを使ったときの質感を知っているのと知らないのではデジタルオーディオのポテンシャルがどれくらいあるか理解する深さが違うことになるはずではないかと。

ただしですが...高純度クロックとして良く使われるルビジウムならだいたい何でも同じなのか...と云うとそれはまた違うと云わざるを得ないところが不思議なところです。ものによってはクロックの純度が明らかに悪いものもあるでしょうけれど、がっつり云っていずれも原子時計でありよく使われているルビジウムでは周波数安定度に10倍や100倍の開きはないでしょう。しかしながら違って聞こえるのは致し方のないところであってそれを何で説明したらよいのか明確な答えは用意できでおりません。

事例としてはLPRO(DATUM EFRATOM)を良いと思って使っていたがしばらく聞いているとイヤになってきて外してしまったとか、GPSの10MHzを使ったけどちっとも良くならなかったとかそいうこともありますがそれが何故ダメなのか説明するのは難しいことです。LPROは経験的にそんなもんだということは想像できることではありますが、位相雑音が小さく周波数安定度の良いGPSが何故だめなのか理解に苦しむところです。

クロックは重要だけれどおそらくは何でもいいわけじゃない...しかしながらどのようなものが上質なのかについては現時点では明確に規定できない...ただ素人オーディオの経験として付け加えるならクロックにも上には上があるということです...これでいいと思っていたけれどさらに上があるかといえばたぶんありますね。クロックは奥が深いです...