放出されるCDW-900E

以前も書いたかもしれませんが当該機種については、部品がなくなったためにメインテナンスが終了しており、壊れたらおしまいです。従いまして価値がある個体というのは使用頻度が低くメカやレーザーがすり減っていないものということになります。でなければ状態が良いなどど云うことは不適切ではないかと思います。900Eの場合は通電時間がわかりませんから根拠のない「状態のよい」あるいは「あまり使っていない」がまかり通るのかもしれません。Plextorの場合は書き込み0分とかでないとだめとかそういう話もあるくらいですからね。

横道にそれましたが金に糸目をつけなければ部品があればメインテナンスは可ですが個人レベルでは50万もかけてレーザーの交換などはおそらくしないでしょう。したがって程度のよいものをどっかから探してくる方が断然安くつくということなのです。もしもそこそこの商品に当たればお安い買い物に違いはないです。

相次ぎオクで出品落札されていた時期はメインテナンスが終了する1年くらい前から終了直後くらいまでの期間ですが、放出されたものの多くは、メンテができずにで帰ってきたもの(高額な費用がかかるかあるいは部品がすでにない)か出所の知れずの商品だったと推測します。ごくまれにメンテ済というものがありましたがレーザーがどれだけ保全されているかについては不明ですし、いずれにせよリスクの高い商品が多かったように思います。あるいはebayで落札して日本に持ってきて売っていた人もいたと思います。海外でもメインテナンスが終わる頃には同様の商品が多数出品されていたようなので。

素人オーディオも当然何台か確保していますが、大抵はレーザーがへたっている壊れる寸前のものでした。1台だけずば抜けてまともな商品がありましたので救われてはいますが、はっきり云えることは、程度は値段には全然比例していないということ、です。なんだかわからないけど邪魔だから処分しようみたいな場合が品質もよく安価である場合が多いのです。へんにマニアがうんちくをたれて高値で出しているものはだめなことが多いわけです。また、外観にも実は比例しないのがおかしなところで、汚いし中をあけてみるとメモリチップなどが交換してある場合がありましたが、そのような個体ではレーザーも保全されておりまったく問題なく使えていました。

最悪だったのがとある高名な方が出品されたものです。マジでレーザーの出力が全然弱くて書き込みなどできる代物ではありませんでした。かろうじてフタロの高感度メディアに1回かそこら書き込みができた程度ですが、文句をつけたところ、1回でも書き込みができりゃそれで文句あるかという回答だったと思います。しかしながら74分を最後までちゃんと記録できたことはなかったように思います。途中でエラーになってしまいました。

まあまあオクの世界ではこんなことは茶飯でしょう。何枚かの写真と嘘か本当かわからない文書で商品を判断しなくてはいけないワケですからリスクが高いに決まっていますよね。

まあ中には至極まともな商品をまじめに売っている人もいるのは確かですが。


追記:
PCオーディオは最近トレンドの1つですがそのためにオーディオメーカーはとても困っているそうです。高級なCD-Pが売れなくなり好調に売れているのはK-01くらいではないかと云われております。
素人オーディオとしてもPCオーディオは否定はしませんが(PC環境も悪くないですしね)リスニングルームで聞くことはほとんどないです。
プレクの古いCD-ROMを使ってクリーンな電源環境で読み取った楽曲データーはオーディオルームのPCサーバーにも保管されていますしデジタルでの送り出しもできますが聞くなら900Eで焼いてDR-1で聞きますね。
ルビジウムクロックを使って改造した900Eを使ってCDを焼いてみたらどうかというのがこの分野では試してみたいことです。
中国人の友達が言ってましたがめちゃめちゃ良くなるそうです。本当がどうか知りませんが。