PRS-10を使ったルビジウム HD-7Rb

某オーディオショップでフェーズテックのルビジウムHD-7Rbを聞くことができました。もちろん相棒のHD-7Aにつないでということですが。

ちなみに売り値は60万円くらいがついておりました。内部のユニットは間違いなくPRS-10でしょう。
ルビだけならおそらく20万円を切るでしょうし、そのまま組み込んで出しているだけみたいですから同じレベルのものを作ることは可能でしょう。

まずはプロとしての販売担当様のご意見ですが、HD-7Aには確かに合うのかもしれないが別のものに使ったらどうなるかわからないということ。

素人オーディオの意見ですが、HD-7Aの音質傾向を改善するには良いのかもしれません。ですが、云わせてもらえば、質感は向上するけれど特定の帯域の聞こえ方が変わるという感じで中途半端です。全体的に明らかに鮮度が良くなるというわけでもふわっとした上品な質感を醸し出すというわけでもないです。内蔵クロックよりは充分良いですが何だか聞いていると欲求不満で疲れる感じがしますね。

PRS-10は位相雑音は非常に良いはずなのですが、周波数の標準偏差あるいはアラン分散の値についてはへたをするとLPROより悪いかもしれません。

周波数精度は一定以上であればおそらく聴感には影響しないと思いますが、標準偏差あるいはアラン分散の値は聴感に影響があるのかもしれません。同じ型番のルビジウムでこれらの値だけ異なるものを使って実験してみればわかるかもですが...