ルビジウムマスタークロック DATUM LPRO の終息


代表的なDATUM LPRO

これまでオクなどで安価で大量に取引されてきたDATUMがなくなりつつあるようです。以前はどっからでも入手できたみたいですが最近はまともな品質のものを買うことが難しくなっているようです。高いお金を払っても以前と同じような品質のものを入手するのは難しいでしょうね。

DATUMは生産時期が比較的新しいだけあってEFRATOMに比べると品質が安定していたのですが最近はEFRATOMはたくさんあるけれどDATUMは手に入らないという状況になりつつあるようです。値段が倍近く違いますが良いものからなくなってゆくのは世の常なんでしょうか?


ところでオクなどでルビジウムマスタークロックと称して売られているものはとくに使っているルビの型番を明記していなければ安価で手に入り易いEFRATOMであることが多いようです(ルビジウムユニットに関してうんちくたれていなけりゃほぼ確実にEFRATOMでしょうね)。オーディオマニアにはそういう裏を読める人はほとんどいないと思いますが儲けるためにはEFRATOMを使った方がそりゃいいでしょう。

最近みかけませんがヒートシンク付きのケースに綺麗にビルトインした商品(ルビテック?)がありましたが使っているのはEFRATOMだときちんと書いていたようです。その意味では良心的でしたが、仕入れの安いEFRATOMからまともなものを選別しなくてはいけないし、かといってDATUMを使うと高くなってしまうので使い切れないというジレンマがあったように思います。

で、ルビデックのほかにもルビジウムマスタークロックと称している商品はあるみたいで、その商品を買われた方に依頼されいろいろ調べたことがあります。ルビジウムユニットに関しては何とも書いていないようですが、この価格ならDATUMを使っていてもおかしくないだろ!と思って開けてみたらEFRATOMでした。EFRATOMとしては程度は悪くはなかったとは思いますけれど持ち主は効果については??だと云っておられました。


LPROの時代が終わってしまうのは寂しいですが残されたEFRATOMを漁って使うのは得策ではないのでしょう。
EFRATOMはだぶついているらしく値段は以前に比べれば下がっているようです。つまりはDATUMがなくなったからEFRATOMの市場性(価格)が増すみたいな現象は起きていないようです。もちろんいまのところはですが。