恐ろしい電源


秋葉の某Kランドでゲットした旧KENWOOD製のDC電源(定格110V/3A)。恐ろしいことにこの電源は110Vまで出力電圧が上げられるのでうっかりしていると感電しちゃいそうです。電圧を上げたままにしておくと接続した回路を壊しちゃうかもしれないという危険もありますね。

実験用電源で何か良いものはないかと探したのですが電源とて程度の良い中古は結構するもので「じゃあいいや自分で適当に作るか」みたいに考えていましたが、Kランドをうろついているとなぜかこの電源だけが激安で売られておりました。

自作するにしてもケース・トランス・ケミコンをを買ったくらいでこの電源くらいの値段になってしまいますしとりあえず購入ということにしましたが、持ち帰ってみるとほぼ使っていない新同品らしく足が1個もげておりセロテープで止めてあったことを除けば特に難はないでしょう。
ただ110Vをアナログメーターで表示するとかなりアバウトになるので電圧はテスター使ってデジタル表示する必要はありそうですが。

激安の理由は...店員さん曰わく「無用に高い電圧が設定できてしまうので使いにくい」からだそうです。まあ確かにそうなんですがオーディオでは70Vとかの高圧のレギュレーターを製作することもありCC/CV電源でテストできれば楽ですよね。確かに110Vの電源で5Vとかを設定するのはナンセンスですが。

110Vの電源でたとえば10Vを出力すると途中でタップなどを切り替えている訳ではないので100V以上はロスしている計算になりますがそんなことをしたら大半が熱になってしまうのでトライアックで電力を制御しているようです。連続可変の高圧電源は工夫しないと難しいことに気づきました。それなりにスグレものということかもしれません。